オフィスや事務所の原状回復工事の費用相場とは? コスト削減のポイントも解説します

皆さん、こんにちは。埼玉県坂戸市を拠点に原状回復工事を手掛けている「はなまる建設」です。


オフィスや事務所を退去する際に、必ずやらなければならないのが原状回復工事。

実はオフィスの原状回復費用は、賃貸住宅に比べるとかなり高額です。見積もりをとって驚くことがないように、事前に相場観をつかんでおくと安心です。

また少しでもコストを削減したいですよね。

今回は原状回復工事の費用相場や、コスト削減方法について解説していきたいと思います。




■賃貸住宅とは異なるオフィスや事務所の原状回復工事とは



原状回復工事とは、「現在の状態」から「入居前の状態」へ戻すための工事のことを意味します。

https://www.870kensetsu.jp/blog/column/155606


事務所やオフィスにおいては、空調設備や壁、エントランス部分の共用部分は所有者の資産ですが、たとえば入居時に空調設備を移動したり、間仕切り壁を立てたりすると、テナントが費用負担をして原状回復をしなければなりません。


テナント側が入居時に持ち込んだカーペットやタイルの張り替え、扉やデスク・椅子の撤去、塗装天井の補修やブラインドの清掃・交換などは、すべてテナント負担で工事する必要があるのです。


したがって、入居時に手を加えるほど、原状回復工事費も高くなります。

たとえばオフィスや事務所内に入居時に給湯室をつくったら、給水・排水設備を撤去しなければなりません。経年劣化や故意の破損などは関係なく、借りた側の責任になるのです。


賃貸アパートやマンションに入居する際は、ここまで手を入れることは通常ないので、ひと口に原状回復工事といっても、相場は大きく異なります。

賃貸住宅と同じような感覚で考えていると、いざ退去する際、費用が捻出できないということもあり得るので、オフィスや事務所ならではの費用感を知っておきましょう。




■原状回復工事の費用相場ってどのくらい?



原状回復工事の費用は入居時にどれくらい手を入れたかで工事内容が異なり、特に設備が絡むと費用は高額になります。あくまで一般的な相場として、原状回復工事にかかる坪単価を紹介します。


業界内での指標では、小規模オフィスは坪単価3万円~5万円、中規模オフィスは坪単価5万円~7万円、大規模オフィスは坪単価8万円~12万円と見なされているよう、原状回復工事の坪単価の相場は、オフィスの規模によって異なります。


ご覧いただいたように総じて小規模オフィスは安め、大規模オフィスになるほど坪単価は上昇します。坪単価だけ見ているとそれほど差は感じないかもしれませんが、50坪のオフィスなら、坪単価が9万円として450万円の工事費用が、12万円なら600万円がかかり、150万円の差が生るので、坪単価の違いはあなどれません。


このようにオフィスや事務所の原状回復費用は、オフィスそのものの規模によって異なるだけでなく、入居時にどれくらい手を加えたかなど、ケースごとに異なるため、正確な相場が示しにくいのが実情です。そのような変動要因に加えて、経年劣化や通常摩耗の度合いも考慮しなければなりません。



テナント撤去に伴う、原状回復工事の相場について

より深く知りたい方はこちらの記事もご参照ください。


「店舗解体のスケルトン費用って相場、どのくらい? 原状回復工事のコストの目安と節約法」


「テナント退去時の費用相場、どのくらい??」飲食店のテナント契約更新に悩むオーナー様へ」


■原状回復工事のコスト削減のポイントとは?



一見、いくらかかるのか全体像がつかみにくい原状回復工事ですが、それだけにコストをできるだけ削減したい、とお考えになるのも、もっともです。

費用を削減するためには、まずは賃貸借契約書を徹底して確認してみることをおすすめします。



・原状回復工事の範囲はどこまで?


経年劣化や通常損耗は通常、原状回復する必要はありませんが、入居時の賃貸借契約書に「経年劣化、通常損耗も原状回復に含める」という文言があれば、テナント側が担う原状回復工事の対象になります。

「どこまで費用を負担するか」ということや「原状回復工事をするべき範囲」を今一度確認しましょう。



・業者は指定されている?


オフィスや事務所の原状回復工事では、貸主により業者が指定されているケースがほとんどです。ただし指定業者は他社と競合する必要がないので、見積もりが高額になりがち。貸主と交渉して工事業者を変更することも、場合によっては可能です。



・相見積もりをとってみる


工事業者の変更がNGであっても、指定業者以外に相見積もりをとってみるのは効果的。

というのも相見積もりによってあまりに指定業者の金額が高いことがわかれば、不当に工事費用を上乗せしている可能性があり、そのような業者と契約していることは、貸主のイメージダウンにもつながります。

また複数社の見積もり内容をチェックすることで、指定業者が、共用部など本来テナントが払うべきでない範囲まで請求していないか、確認することができます。


信頼できる業者なら、相見積もり内容の項目を細かくきっちりと出してきます。○○工事一式、というようなアバウトな表現がある業者は注意しましょう。

また見積もりは、むやみに安ければよいというものではありません。

見積もり段階で極端に安い金額を提示してくる業者は、仕事欲しさに手抜き工事をする可能性も。工事後にトラブルが発生し、そのやり直しで余計に費用がかかるという悪循環は避けたいですよね。コストダウンできるに越したことはありませんが、法外に高すぎることもなく、また見積もり内容がしっかりしている業者を選ぶことをおすすめします。



・見積もりを出す際に現地調査を行う業者かどうか


きちんとした仕事をする誠実な業者は、見積もりを出すにあたり、必ず現地調査を行います。特にオフィスや事務所の原状回復工事は、規模や入居時に加えた工事などによって工事内容が変動しがち。現場を見ずに信頼できる見積もりを出すことは不可能なので、現地調査をしない業者は断ったほうが得策です。




■オフィスや事務所の原状回復工事なら、はなまる建設にお任せください!



オフィスの原状回復工事は賃貸住宅よりも工程数が多く、さまざまな手続きや行政処理が必要なことも。これからテナントの原状回復工事をしなければいけない、あるいは、信頼できる指定業者を探している、というオーナー様は、お気軽に「はなまる建設」にお問い合わせください。


「はなまる建設」は、埼玉県川越市を拠点として、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県など1都3県で原状回復工事全般を施工しております。

原状回復に必要な内装工事やハウスクリーニングをはじめ、電気工事や給排水工事など原状回復に関わる工事は全て対応可能です。

対象となる建物も、オフィスや事務所、木造の小規模アパートから大規模マンション・ビルまで、種別・構造を問わず、豊富な実績がございます。


質は保ちながらコストダウンする手法にも長けており、色・素材を統一して使用したり、安い時に材料をまとめて仕入れるなど、さまざまなご提案が可能です。


仲介業者を通さず、お見積もりから施工まで一貫して自社施工で対応するため、お客様の意見を現場へダイレクトに反映できます。資格保有者が多数在籍しており、高品質の施工には多くのお客様から好評をいただいております。


原状回復工事後に資産価値を高めるための提案力にも定評があり、管理会社様・不動産会社様・賃貸オーナー様などからのご相談も広く承っております。

代表は業歴40年。豊富な経験を生かして、最適な工事をご提案いたします。

実績の多さから、坂戸市の指定業者にもなっており、ビルやマンション以外にも病院・福祉施設や市役所などの公共工事にも携わっておりますので、安心してお問い合わせくださいね。



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