どこまで?原状回復工事の責任範囲 施工の流れを紹介します!  

皆さん、こんにちは。


埼玉県坂戸市を拠点にし、

東京をはじめとする一都三県を対象に

原状回復工事を手掛けているはなまる建設です。


テナント物件を退去する時には、

借りた状態と100%同じ状態に戻す原状回復工事が必要です。


退去手続きをスムーズに行うには、

原状状回復工事の流れを事前にしっかりと理解しておくことが大切です。



今回は、テナントの原状回復工事の流れについて

解説していきたいと思います!




■原状回復工事とは



店舗や事務所などがテナント物件から退去する時に、

借りた時点での状態に物件を戻すための工事です。


テナント物件の場合・・・

居住用の賃貸物件とは異なり、間仕切りの設置や電話回線の増設など大幅に手を加えて使用するケースが一般的です。


退去後に、次の借主がスムーズに使えるよう、

賃貸契約の中で借主に対して原状回復義務が規定されており、

住居用物件では工事不要な、通常使用による摩耗・経年劣化の箇所まで施工で綺麗にする義務があります。


居住用物件の場合・・・

通常使用による消耗や経年劣化の箇所は原状回復工事が不要です。



原状回復工事は、特約事項がない限り、契約満了日(テナントの退去日)までに完了する必要があります。


オフィスの引っ越し作業の終了後に原状回復工事に着手するため、余裕を持ったスケジュールを組まなくてはならず

テナントの引っ越しが決まったら、引っ越し手続きと原状回復工事の手続きを同時に進めるようにしましょう。




■原状回復工事 三種



工事の工程や内容・料金の負担割合などによって三種類あります。


借りていたテナント物件が、どの区分の工事が必要となるのかについては、賃貸契約書に載っていますので必ず確認しましょう。



ここからは、各工事の内容や違いについて解説します。



【種類1】オーナー側工事


建物の基礎・躯体・共有部分をメインとする工事です。


建物自体の構造や資産価値を保つため、

施工を発注するのは物件を所有するオーナーもしくはビルの管理者(以下:オーナー)であり、

工事業者の指定・発注・費用負担を全て担います。


借主に対する費用負担はかかりません。



施工箇所 具体例:

 建物の外装及び外壁

 共用部(トイレ・エレベーター・階段・屋上・ロビー・通路・消防設備・給排水設備) など



【種類2】テナント工事①・・建物の共有部分に影響があった部分を戻す工事


テナント工事は大きく分けて二種類あり、

そのうちの一つが、借主の目的を達成するため入居時に工事した箇所のうち、建物に影響を及ぼす部分を元に戻すための工事です。


工事の希望を出す・・借主、費用全額負担

業者の指定・・オーナー


といったように施工業者はオーナー側で指定することで、

建物の安全性を守ります。



施工箇所 具体例:

 空調設備・防水設備・防災設備・分電盤など



【種類3】テナント工事②・・テナント内部を元に戻す工事


テナント工事二種類のうちもう一種類は、

テナント内部を元に戻す工事です。


工事の希望を出す・・借主、費用全額負担

業者の指定・・借主


上記の通り、業者の指定まで全て借主側が行うことで、

業者によっては施工コストを抑えられるなどのメリットも享受できます。


テナント内の工事に限定されるため建物の構造部分には影響しません。


※場合によっては、賃貸借契約書の中で業者が指定されていることも!

 施工業者指定の有無は、事前にオーナーに確認しておきましょう。



施工箇所 具体例:

 インターネットの配線工事

 電気設備(コンセント・ブレーカー・照明器具など)設置撤去

 壁や天井のクロスの張替え

 床のタイルやカーペットなどの張替え

 パーテーションの設置および撤去   など




■【注意!】原状回復工事の範囲が曖昧にならないように!



想定されるトラブルの原因のひとつに、

工事の範囲が曖昧になっていることが挙げられます。


これにより、

本来オーナーが負担するべき工事費用が

借主に対して請求されてしまうだけでなく、

工事に対する責任の所在も曖昧に・・


多く見られるトラブル例として、

本来オーナー側の負担で施工されるべき内容が、

借主側のとして見積もりに含まれていることが挙げられます。


このような場合、見積書を再度作成してもらうようにしましょう。


【要注意ポイント!!】共用部の取扱い


間違えた工事区分で手続きを進めてしまうと、

工事費用が高くなったり工事のやり直しを迫られたりと、

さまざまな問題が浮上してしまいます。


トラブルを避け、スムーズに工事を進めるためにも、

賃貸借契約書の内容を必ず確認しましょう。


その上で、工事区分表を作成するなどして

工事の費用負担や責任の所在を明確にしておくことが大切です。




■原状回復工事の流れ



1. 賃貸借契約書を確認し施工業者に問い合わせる


契約書の記載内容をしっかりと確認し、

原状回復の工事区分を確認します。


特に、業者を指定するのが

オーナー側か

借主側か


要注意です。



2. 業者に対して現地調査と見積もりを依頼する


現地調査は立ち会いが必要であるため、

この時点で希望日をいくつか決めておくとスムーズです。


現地の状況や工事範囲などを加味し、

後日見積もりと施工計画書が提示されます。


内容を確認した上で、不明な点は必ず事前に問い合わせておきましょう。


原状回復工事 施工期間目安:2週間~1か月程度


想定外の工事やトラブルへの対処が必要になる可能性も想定し、

上記の施工期間を目安としつつ、

余裕を持ってスケジュールを組みましょう。



3. 本契約・工事着工


着工後も、業者へ定期的な報告を依頼したり、

工事内容を確認するための中間検査を実施したりすると、

事前にトラブルを回避でき安心です。



4. 施工完了後最終確認し引き渡しを行う


オーナー様にとっての資産がより価値を増すよう

次の借主様がより気持ちよく使用できるよう


最終確認をしっかり行いましょう。




■まとめ


テナントの原状回復工事をトラブルなくスムーズに行うには、

適切な手続きと流れに沿って進めることが大切です。


原状回復工事を依頼する業者を探すときは、

施工経験が豊富かどうかをチェックするのがポイントのひとつです。



原状回復工事を検討されているオーナー様・借主様は、

はなまる建設まで気軽にお問い合わせください。


弊社、お問い合わせページはこちら

https://www.870kensetsu.jp/contact





はなまる建設は、

埼玉県川越市を拠点に東京都・千葉県・神奈川県と

一都三県にサービスを展開している、

賃貸物件の原状回復工事に特化した会社です。


原状回復工事全般に対応可能であり、

丁寧かつスピーディーに作業を行います。



仲介業者を介さず、自社施工で施工しているため、

お客様のご意見を直接お聞きでき、より素早く対応できます。



現状回復工事に関連する内装工事や給排水工事なども、

自社で一貫して対応いたします。



原状回復工事により部屋をきれいに保つと同時に、

物件のメンテナンスもこなすことによって、

建物の資産価値向上にも繋がります。


賃貸物件の他に、

病院や市役所などの公共施設工事にも携わっており、

市の指定業者にもなっています。



有資格者による豊富な経験と高いスキルで、

ご満足いただける原状回復工事をお約束いたします。


はなまる建設の原状回復工事について、より詳しく知りたい方は下記のページもご参照ください。


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